仙台市青葉区/PETがん検診・人間ドック・クリニック

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コラム

PETがん検診の頻度について

がん検診の必要性は前回説明させて頂きました。どのくらいの頻度でのPETがん検診が良いかと質問を頂きますので説明します。

PETがん検診を受けられて「癌を疑う所見はありませんでした」と報告を受けると安心されると思います。もちろんまずは安心していただいて構いません。我々がPETやMRI、超音波検査などから癌を疑う所見を指摘しなかったということは、少なくとも現時点で治療が必要な病変は無いからです。しかし、画像検査で非常に小さな癌、例えば5mmほどの癌は発見できていない場合があります。ですから、「癌を疑う所見はありません」という報告であっても5mmの癌はあるかもしれません。その場合、そのまま放置すると何年か後には進行した癌になってしまいます。PETがん検診は非常に小さな癌は見つけられなくても、繰り返し検査することで1cm程度の癌に成長した時点で見つけることが可能になります。間隔としては1年が良いと考えます。理由は早期の癌はだいたい一年かけて約2倍に成長すると考えられているからです。数カ月ではほとんど変化がなく指摘は困難ですが、1年であれば指摘可能となり、逆に数年では非常に大きくなってしまいステージが進行してしまいます。ですから、早期発見早期治療を目標とするのであれば一年に一回PETがん検診を受けて頂き、一年間安心して過ごしてもらうという風に考えております。

当院のPETがん検診を毎年受けられている方で進行して手遅れになった方はほとんどおりません。残念ながら毎年受診頂いていてお一人だけ胃癌で亡くなられた方を経験していますが、その報告を頂いてから画像を見直してみても胃癌は指摘できませんでした。PET検査の保険適応でも「全ての悪性腫瘍、ただし早期胃癌を除く」とされています。それだけ胃癌はPETで指摘が難しいのです。ですから当院では胃癌だけは胃カメラで必ず評価して頂くように強く勧めさせて頂いております。裏を返せば、胃癌以外は全て早期発見出来ていますので絶対の自信を持っております。

一方で一度だけ当院のPETがん検診を受けられた方が十数年ぶりに受診され、残念ながらかなり進行した癌を指摘することがしばしばあります。せめて数年前に再診していれば早期の段階でのがんで見つけてあげられたのにと悔やまれることが多いです。

もし、どのくらいの頻度でPETがん検診を受けるか悩まれているなら、是非、年に一回がベストであると参考にして頂ければと思います。また過去の画像との比較が重要ですので必ず同じ施設で繰り返し検査をするようにして下さい。

院長 下村 英雄

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